ファイルの作成

(1)書籍の選択
書籍の内容作成のためには、まず、対象とする書籍を開く必要があります。「書籍」→「開く」を選択して、リストの中から、対象とする書籍をクリックして選択してください。開くと、メインの画面の左のフレームに、書籍構成ファイルがツリー状に表示されます。右側に、その書籍の書誌情報が表示されますので確認してください。
ツリーには、ディレクトリの構造も含まれています。
ツリーを見れば、epubフォーマットのファイル構造がよく見えると思います。(基本epub3に基づいている)

編集できないファイルは※印がついています。それらは、TONBOシステムが自動的に書き換えます。必要に応じて内容を確認することができます。
その他、最初に自動で作成されたファイルで、編集可能のものもありますが、そのファイルの意味を理解するまでは、書き換えないでください。
epubフォーマットのファイル構成は、別の知識が必要ですが、他のサイトを参考にしてみてください。いずれ、詳細な説明をこちらでも用意したいと思っています。
左フレームのツリーのファイルは、マウスの左クリックで開かれ、右クリックでメニューが出てきます。メニューの中に、「削除」もあり、自分で作成したテキストや画像ファイルなどは、それで削除が可能です。

(2)テキストの作成
書籍に含まれる、テキストを作成します。メニューの「ファイル」→「新規テキスト」を選んでください。
テキスト名は、半角英数字で、通常のファイル名となりますので、そこで使える文字のみを使用してください。記号のハイフンやアンダーバーも使えます。拡張子はつけないでください。
テキストには、表題や画像ファイルなどを組み込めますが、これらを通常のhtmlのタグ(epub用に拡張されているxhtml)のように書くのか、ネット書房独自の拡張した形式で書くのかを選ぶことができます。htmlに慣れていない方は、拡張子で.tonboの方を選んでください。xhtmlを選択すると、自分でその仕様を学ぶ必要があります。以下、このマニュアルは、ネット書房拡張仕様.tonboの方を選んだものとして進めます。
.tonboの拡張子を選び、ネット書房タグを記入したテキストは、のちに、xhtml形式に変換した状況を確認できます。
すでにテキストを作成してしまっている場合は、ツリーに表示される位置を設定することができます。
「タイトル」は、そのテキストの固有の名前をつけます。例えば、「第1章電子書籍」とか。このタイトルは、epub化するときに、目次にもテキストにも出てきません。単なる識別用です。
作成ボタンを押すと、作成されたテキストが、左のツリーにリスト化されます。

(3)スタイルファイルの作成
「ファイル」→「新規スタイル」を選んでください。
スタイルファイルは、テキストや画像の表示をコントロールするものです。ネット書房拡張仕様.tssとepubの専用仕様のスタイルファイル.cssのどちらかを選びます。cssは、epubに拡張されたcssで、ご自身で学ぶ必要があります。ここでは、.tssを選んだものとして進めます。
スタイルファイルは、すべてのテキストに共通で適用されるので、それにふさわしい名前にしてください。

(4)画像の取込み
「ファイル」→「画像取込み」を選びます。
テキストに組み込む画像、あるいは書籍のカバーとして用いる画像をTONBOにアップロードします。画像は、不必要に大きな解像度にしないでください。各自の許容されているディスクスペースを考慮しながらアップしてください。epubにするときに、画像は、同じサイズのものが組み込まれますので、実際は、その画像のサイズの2倍のディスクスペースを利用するのだと考えて、アップしてください。
gif, png, jpeg, jpgのフォーマットだけが使えます。取り込む予定の画像の、サムネイルが、表示されます。
画像は、指定場所にスライドします。複数を選択してスライドすると、複数のファイルを同時にアップできます。一つずつ追加しても、最後のものだけが対象になるだけで、複数選択にはなりません。一つずつ、確認しながらアップするのが良いと思います。
アップした画像は、成功すれば、左側のツリーの画像のフォルダに表示されます。それをクリックすると画像のプレビューを見ることができます。